中国におけるマーケティング-中国人がハリウッド映画に出演する際、「花瓶」ではダメ

最近、ハリウッド映画を見ていると、中国に関連したものがたくさん出てきます。

中国産のブランドであったり、中国の援助によって主人公が助けられたリ

「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」では、中国の大人気女優「アンジェラベイビー」が

主要な役割で登場しました。

そしてそれらの映画は、必ずと言っていいほど、中国で大ヒットしています。

 

映画に限らず、いまやどの分野でも中国市場は魅力的ですから、

中国でのマーケティングをどのように成功させられるか、多くの方が興味をお持ちだと思います。

 

では、とりあえず中国人が映画に出演していれば中国でヒットするのかと言うと、必ずしも

そういうわけではないようです。

次のようなニュースが中国で取り上げられました。

 

“好莱坞不能为票房而让中国演员只当[花瓶]”

これはどういう意味でしょうか。

“好莱坞”とは「ハオライウー」と呼び、「ハリウッド」の音訳です。

“莱”は野菜の「菜」に似ていますが、少し違う字です。

“不能”は「できない」、”为~”は「~のために」、そして”票房”は「興行収入」です。

ここまでを翻訳しますと「ハリウッドは~では興行収入を上げることができない」となります。

 

では後半部分の中国語を翻訳してみましょう。

“让~”で、「~に~させる」という意味がありますから、”中国演员”つまり中国俳優に

“只当[花瓶]”、ただ「花瓶」をさせる、と訳します。

 

全体の中国語を翻訳すると、「ハリウッドは中国人俳優にただ”花瓶”をさせても、

興行成績を上げることはできない」となります。

“花瓶”とは、映画のストーリーに重要ではなく、ちょい役で出てくる脇役のことを指すようです。

 

このような話題が出たのは、いま「ジュマンジ」のリメイク版を製作中のようですが、

あるエージェンシーに、制作会社から「中国人の俳優が一人欲しい」という電話があったようです。

エージェンシーが、”男的还是女的?”、つまり「男性、それとも女性?」と聞いたところ、

「それはどちらでもいい」という答えが返ってきたようです。

さらに、”角色呢?”、「何を演じるの?」と聞いても答えられなかった、とのことです。

 

ようするに、中国の巨大な映画市場を狙って、中国の俳優をとりあえず出しておけば売れるだろう、

という考えだったわけですね。

もっとも、あまり出番がない脇役のことを「花瓶」と揶揄されているくらいですから、

中国人俳優がちょっと出ているというだけで、中国でヒットすることはなさそうです。

 

ちなみに、「ジュマンジ」の中国語は”勇敢者的游戏”、日本語に翻訳すると

「勇敢なる者たちのゲーム」となりましょうか。

ずいぶんとイメージが違ってきます。

 

中国でのマーケティングを成功させるためには、やはり中国人の心にそった方法で行う必要があります。

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